fhanaファーストアルバム『Outside of Melancholy』インタビュー前篇

fhanaファーストアルバム『Outside of Melancholy』インタビュー前篇
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fhana2702アー写人類しか到達できない「君と僕」の世界を描いた1stアルバム。fhánaは聴く人にメランコリックだが愛しい風景が眼前に広げてみせる。全ての期待に応える14曲が生まれるまでのプロローグを四人に聞かせてもらうことに。オリコン2/16付アルバムウィークリー8位に初登場した注目盤『Outside of Melancholy』ロングインタビュー前篇をどうぞ/全2回。

文/清水耕司(ボーグナイン)

自分たちのアイデンティティを見つけることができたと感じています

――アルバムのイメージが固まったのはいつぐらいですか?

yuxuki 夏ぐらいまでに、「マジでアルバム作るぜ」みたいな話は出てましたよね。
佐藤 ありがたいことに五作品のアニメで主題歌をやらせていただいたんですけど、最初から決まっていたわけではなく、ひとつやっている間に次の作品が決まる、みたいな感じだったんですね。なので、「このシングル出したらアルバムだね」って話を毎回していました(笑)。で、どんどん遅れていく……みたいな。ようやく去年の夏の終わり頃から本格的にアルバムの話が進みだしたんですが、同時に、(『天体のメソッド』イメージアルバム)「ソナタとインターリュード」を頑張っていたので、本格的に考え始めたのはそれが終わってからでしたね。
towana 出したいって話はずーっとしていたんですけど。
kevin 過去の曲も溜まっていましたしね。
yuxuki 世に出てない曲はなんとか出したい、って話もしていたんですよ。けど、その時すでにシングルを四枚出していて、曲数があったんですよね。でも、寄せ集めみたいなアルバムだとつまらないので、どうしようかという話を前々からしてました。
佐藤 なんだったら「ケセラセラ」でメジャーデビューする前からアルバムの曲順を会議してましたからね(笑)。
kevin やってましたよね。タイトルも考えて。
佐藤 「post-reprize」とか。反復、というかループを抜け出した後みたいな。自主制作盤の『New World Line』も、いろいろな平行世界があっての「新しい世界線」、つまりパラレルワールドやループ物を抜け出した後の世界って考えでしたけど。

――でも、それって「Outside」と一致するイメージですね。
yuxuki 確かに。大体同じこと言ってましたね(笑)。

――じゃあ、タイトルが決まるのは早かったですか?
佐藤 「ソナタと~」の作業が終わりに近づいて、そろそろアルバムのタイトルやコンセプト、あとは表題曲をどんな曲にするか、どんな歌詞にするかを決めないと、という話になったんですよ。そこで「Melancholy」というのをキーワードに、やっぱり「そこから抜け出そう、みたいなタイトルがいいよね」って決まったんです。そこは早かったですね。「Outside」の部分は少し悩みましたけど。
yuxuki そう。「Melancholy」ってどちらかというとネガティブな言葉だと思うんですけど、僕らはネガティブなアルバムを作りたいわけではないので。明るく次につながる感じにしたいけどどういう風に使えばいいのか、そこは難しかったですね。
kevin でも「Melancholy」って色々なニュアンスを含んでますよね。単に暗いだけではなく。

――「Melancholy」って単語を思いついたきっかけは?
佐藤 そこはまぁ『ハルヒ』とかsmashing pumpkinsとか色々あるんですけど(笑)、込めた意味というのは、Melancholy、つまり憂鬱さって誰でも抱えているものなんですよね。で、「そこから抜け出そう」って意味があるんですけど、それにプラスして、これまでのfhánaを総括するような、fhánaの活動に文脈を与えるような内容にしたいという思いがありました。歌詞に関してもさっき話したような、デビュー前からずっと持っていたループ物的世界観にアプローチするものがいいよね、って話を皆でして。で、その話を林君に投げたんですね。そうしたらこの表題曲の歌詞が上がってきて。「あ」って思いました。「Outside〜」と、歌詞やアレンジの面で対になっている「white~」と、この二曲で他の曲を挟むという円環の構造が見えたんですよ。『幾千回ものループを繰り返し今ここに辿り着いた「この僕」』という始まりはまさにループ物や平行世界のことですけど、つまり今までfhánaが担当してきた主題歌やアニメ作品も、fhánaという大きな物語の中にある可能性、“世界線”のひとつ、そんな全体像が見えてきたんです。メジャーデビューからアニメの主題歌をやらせていただき、自分たちとしても手応えはあったんですけど、自主制作時代の『New World Line』とは違う世界観だったんですよね。たんに、アニメの作品の世界観に寄せて良い曲が出来ました、というだけでは物足りなさがあって。正直「fhánaが何者なのか」というのは自分達もよく分からずに勢いで進んできたところはあったんです。でも、今回のアルバムによってバラバラだったデビュー前とデビュー後の世界観を統合することができた。このアルバムを作ったことで自分達のアイデンティティを見つけることができたと感じています。

 

――fhana 1stアルバムOutside of Melancholyインタビュー後篇は近日公開!

――fhana 1stアルバムOutside of Melancholy全曲紹介はコチラ

 

fhána 1stアルバム『Outside of Melancholy』2015年2月4日発売

fhana270204限定盤fhana270204通常盤[Disc-1] ①Outside of Melancholy ~憂鬱の向こう側~ ②tiny lamp ③divine intervention ④lyrical sentence ⑤スウィンギングシティ ⑥はじまりのサヨウナラ ⑦いつかの、いくつかのきみとのせかい ⑧Paradise Chronicle ⑨ARE YOU SLEEPING? ⑩ケセラセラ ⑪innocent field ⑫君という特異点 [singular you] ⑬星屑のインターリュード ⑭white light

[Disc-2] MUSIC VIDEO- ①Outside of Melancholy ~憂鬱の向こう側~ ②星屑のインターリュード ③いつかの、いくつかのきみとのせかい ④divine intervention ⑤tiny lamp ⑥ケセラセラ/-LIVE-2014.9.23 深窓音楽演奏会 at Shinjuku BLAZEで収録 ⑦tiny lamp ⑧星屑のインターリュード ⑨kotonoha breakdown

初回限定盤|CD+BD|LACA-35473|¥3,600+税
・MUSIC VIDEOとLIVE VIDEOを収録したBD付

通常盤|CD ONLY|LACA-15473|¥3,000+税

発売元:ランティス|販売元:バンダイビジュアル

インスト版アルバム『Inside of Melancholy』配信限定発売中

好評の1stアルバム『Outside of Melancholy』のインスト版アルバム『Inside of Melancholy』が配信限定リリース! iTunesでは通常配信、mora、e-onkyo music、music.jpでは「24bit/96kHzのハイレゾ音源」にて配信中です。 緻密に作られたfhánaのサウンドをよりお楽しみください。

ハイレゾ配信|morae-onkyo musicmusic.jp
|単曲:400円+税|アルバム:3,500円+税

通常配信|iTunes|単曲:250円+税|アルバム:2,100円+税

1stアルバム発売記念ライブ Outside of Melancholy ~憂鬱の向こう側~

3月1日(日)shibuya duo MUSIC EXCHANGE

OPEN 16:30/START 17:00 オールスタンディング 税込¥5,500円
インフォメーションダイヤル:03-5793-8878

fhánaワンマンツアー「Outside of Melancholy Show 2015」

5月17日(日)東京 shibuya duo MUSIC EXCHAGE
5月23日(土)大阪 OSAKA MUSE
5月24日(日)京都 Club METRO

fhána 5thシングル「星屑のインターリュード」インタビューはコチラ

ランティス『Outside of Melancholy』特設サイトはコチラ

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