悠木碧1stフルアルバム『イシュメル』ロングインタビュー第1回

悠木碧1stフルアルバム『イシュメル』ロングインタビュー第1回
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yuukiaoi270211限定盤ソロとして初のフルアルバム『イシュメル』が完成した。悠木碧の描く世界は、とても興味深い。一曲目から物語の世界にどっぷりと引き込まれてしまう。さらっと聴いても楽しめるが、深読みをしたら絶対に面白いので、そのヒントを彼女に話してもらった。本日2月11日は『イシュメル』の祝!発売日!! ということで、フリーペーパーアニカンVol.144(2月14日発行)の表紙巻頭を飾る悠木碧のロングインタビュー第1回を、紙面に先駆けてお届けします。

文/塚越淳一(FAMiLIES)

どんな世界があるかわからないからこそ全部の世界観を詰め込めるかなと

――ソロとして、アルバムの制作は初めてになりますよね。
悠木 フルアルバムは初めてですね。最初に声をかけていただいた時が、そもそもミニアルバムで。その理由が、一曲よりも何曲かで一枚にしたほうが、皆さんにお伝えできる世界が広くなるだろうということで。そこからのスタートだったので、いつかフルアルバムを出したいというのは、制作チームの中でも話していました。ただ、いざアルバムを作るとなると、どういうことが必要なのかなっていうのはかなり話し合いまして、今回のテーマが決まるまでは意外と難産でしたね。

 

――何が大変でした?
悠木 まったく新しいことを始めてもいいし、「ビジュメニア」や「クピドゥレビュー」といったシングル曲も関われる内容にしたほうがいいのではということも考えて、何か工夫ができたらいいなって話していました。

 

――シングル曲は、タイアップのアニメの世界観をしっかり考えて作られていたので、アルバムにどう入るんだろうと気になっていました。
悠木 『イシュメル』という一枚でストーリーになるようにはしたかったので、シングルの曲を入れるのは悩みどころで。このアルバムは“スキマの世界”をテーマにしていて、人が普通に生活をしている世界と、覗いた時にできているスキマの向こう側の世界に分かれているんです。そのスキマ世界っていうのは、いつも違う表情をしていて、質量や季節、温度、場所がまったく関係ない世界なんです。だから何が起こるかわからない怖さがあって、でも確実に現実ではないという曖昧さがある。どんな世界があるかわからないという意味で、全部の世界観を詰め込めるかなと思って、テーマを決めました。

 

――そこに「クピドゥレビュー」で出てきた天使がいてもおかしくないという。
悠木 かもしれないですし、「クピドゥレビュー」自体が俯瞰で見ている楽曲なので、もしかしたら『イシュメル』に登場するキャラクターよりも外側にいるのかも。ストーリーはつながっているので、いっぱい聴き込んで、深読みしていただければ、わかると思います(笑)。

 

――深読みの楽しさは、かなりありますよね。でも音楽的にもすごく馴染んでました。
悠木 「ビジュメニア」のbermei.inazawaさんや「クピドゥレビュー」のzakbeeさんにも作曲や編曲をお願いしているので、各楽曲を書かれているアーティストさんの世界観も、しっかり残っているんじゃないかと思っています。

 

――クリエイターの話をすると、これまでの作品でも活躍している藤林聖子さんが、すべての楽曲の作詞をされてますね。
悠木 何度かお仕事をご一緒させていただいて、私の好みをすごく的確に捉えてくださる方なんです。世界観や設定をさらに膨らませてくれる。そのクリエイトの力をお借りしたいと思い、今回は全曲お願いしました。

 

――統一感のある設定や世界観だから、意図が伝わりやすいということもありますね。
悠木 それに、曲をいろいろな方にお願いしているので、様々な世界を象徴するような楽曲を統合していかないといけない。そうなると、すべてに共通するものがあったほうがまとまりが見えるんじゃないかなと。一曲から連続性をもたせて、世界が派生していくんですが、その巧妙なギミックを一曲一曲に組み込んでくださるので、そこはかなり信頼してお任せしました。

 

――この曲は、きっとこの曲につながっているんだろうなって思いながら聴くのが、すごく楽しかったです。
悠木 結構全曲つながっているので、ニヤリとしていただけるんじゃなかろうかと思います(笑)。

 

――作曲陣では、辻林美穂さんが初めてになりますよね。
悠木 そうなんです。曲を聴かせていただいたら、とってもかわいらしくて、使っている楽器が不思議だったり。あと、私の音楽には平和な楽曲が少ないので(笑)、とても平和な曲を書いてもらおうと思いました。

 

――確かに(笑)。
悠木 今回、彼女の楽曲は人間世界、普通に生活している世界というのを主に担当してくださっているんです。最初に曲を聴いた印象で、そういう方向で作っていただけたらと思って。穏やかで優しい音楽に不穏な要素を混ぜていくのは、歌詞だったり、私のボーカルでいいのではなかろうかと(笑)。そのくらい耳に優しい音楽を作る方なんです。

 

――ちなみに『イシュメル』というタイトルの意味は?
悠木 実は何も関係なくて、うちの猫がアシュベルという名前なんですけど、もともとイシュメルという名前だったんです。でも名前の登録で聞き間違えられてアシュベルになったので、そういえば、そんな名前を付けようと思って付けそこなったなと。1stアルバムだし、我が子も同然だろうと思って付けました(笑)。今回のMVにもアシュベルが登場しないので、いない猫の名前っていう、ふわっとした意味もあります。

 

――悠木碧『イシュメル』インタビュー第2回はフリーペーパーアニカン144紙面にて。当サイトでも2月下旬公開予定!

 

悠木碧 1stフルアルバム『イシュメル』2015年2月11日発売

yuukiaoi270211限定盤yuukiaoi270211通常盤①SWEET HOME ②アールデコラージュ ラミラージュ ③ビジュメニア ④twinkAtrick ⑤たゆたうかなた ⑥迷宮舞踏会 ⑦ロッキングチェアー揺れて ⑧ソラミミPiZZiCATO ⑨ダスティー!ダスティーストマック ⑩クピドゥレビュー(TVアニメ『彼女がフラグをおられたら』OPテーマ)⑪Angelique Sky

限定盤|CD+DVD|VTZL-92|¥3,700+税|三方背トールケース仕様
・MV「アールデコラージュ ラミラージュ」とメイキング映像を収録したDVD付

通常盤|CD ONLY|VTCL-60383|¥3,000+税

 ・初回生産分には購入者対象のイベント参加応募情報と、1stコンサートのチケットのCD購入者対象チケット先行予約情報を封入(限定盤・通常盤共通)

アルバム発売記念イベント 3月1日(日)東京都内/3月7日(土)大阪市内

発売元:フライングドッグ|販売元:ビクターエンタテインメント

悠木碧 Concert 2015 「プルミエ!」

4月19日(日)舞浜アンフィシアター(千葉)

OPEN 17:00/START 18:00 全席指定:税込¥6,800

 

 

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