谷本貴義1stアルバム『THE BEST ELEMENTS』インタビュー最終回

谷本貴義1stアルバム『THE BEST ELEMENTS』インタビュー最終回
LINEで送る

tanimoto2015アー写真2002年1月10日に『デジモンテイマーズ』の挿入歌「One Vision」でアニソンシンガーデビューした谷本貴義。あれからひと回り以上の時を越え、「もう一度デビューする気持ち」になれた1stアルバムリリース。そのタイトルのように様々な楽曲を収めた一枚を前に様々な思いを口にした。東名阪ライブツアーもいよいよ東京を残すのみとなった谷本貴義ロングインタビュー最終回(全3回)。

文/清水耕司(ボーグナイン)

歌が上手くなったと思わせてくれたアニソン

――アルバムのお披露目は東名阪ツアーで為されると思いますが、こちらはアルバムリリース前から決まっていましたよね。リリースが決まる前と気持ちは変わりましたか?
谷本 あれ? 6月ぐらいにはツアーを企画してたんですけど、その時はどうするつもりだったのかな……。あ、そうだ! 僕、「東名阪を毎年やる」って三年前に一念発起したんですけど、去年できなかったんですよ。

 

――じゃあ「やる」ことがとりあえずあって。
谷本 そうです。まずそこです(笑)。

 

――アルバムリリースが決まった今は、収録曲中心の構成になりますよね。
谷本 はい。アルバムの曲は全部やります! 一緒にライブをやるメンバーは、全曲ではないですけど、アルバムに入る曲のレコーディングでもお願いした人達です。SIAM SHADEの NATCHINさんやLc5のaki君がとてもグルーヴ感を出してくれるし、KENJIさんもいいギターを弾いてくれるので、この三人でいきたいって思いました。

 

――谷本さんは最近、対バンやイベント参加など、ライブに積極的ですね。
谷本 やっぱり、アニソンの「男」シーンをもっともっと盛り上げたい気持ちなんですよ。まずは自分をもっとお客さんに見てもらい、そこから「他にもこんなアニソンシンガーが」という流れが生めるように、広告塔になって頑張っていきたいと思ってます。正直、女の子のアニソンシーンってものすごく盛り上がってるじゃないですか? だから、僕ら世代がもっと「男」のシーンも盛り上げられるように、NoBさんやYOFFYさんに声をかけています。皆、仲が良くて、特撮のイベントがあると、楽屋が部室みたいなんですよ(笑)。対バンもその中から生まれた企画なんですね。あと、ここ最近のテーマとして、ヴィジュアル系のミュージシャン仲間達と一緒に盛り上がりたいというのがあって。ヴィジュアル系のシーンに来ていただける方にはアニメファンが多いんですけど、そこをつなげる接点がなかなかないので、つなげたい気持ちもあります。

 

――今、谷本貴義はアニソン・特撮ソング界でどんな存在ですか?
谷本 えぇーっ!? それは発言に気をつけないと……(笑)。思うのは、多分なんですけど、今のアニソンシンガーシーンと、コロムビアさんが受け継いでいる以前のアニソンシーンってちょっと違っていて、僕は僕なりの解釈でそこを進化させていくポジションなのかな、って。水木一郎さんやささきいさおさんたちが築いてきたアニソンシンガーの道があって、そこから今の新しいアニソンシンガーに切り替わる少し前に僕らが出てきたと思うんですけど、伝統と新しさをうまくミックスして、アニソン・特撮ソングを前に進めていける存在でありたいと思っています。

 

――1stアルバムを機会に、これまでの谷本貴義を振り返ってみて感じることは?
谷本 いやぁ、「頑張ったな」って思いますよ(笑)。プロになってから、突然自分の中で「歌がめっちゃ上手くなったな」って思えたことがあって。それはピッチが取れるとかリズムがうまく歌えるとかではなく、ハートから歌えてるのが分かった瞬間だったんですけど、それを教えてくれたのがアニソンなんですよね。

 

――それはいつ頃のことですか?
谷本 『ゲキレンジャー』を歌う直前ぐらいですね。虚無感を感じるというか、「自分って何もないな」って思ってた時だったんですけど、(谷本のデビュー曲を作曲し、『デジモン』シリーズの楽曲も手がけた)太田美知彦さんに呼ばれてイベントに出たんですよ。その時、なんか声が出てきたんですよ。

 

――じゃあイベントの最中に?
谷本 そう。「これなんだ」って思いました。いまいち抜け切れてなくてしっくり来なかったところの殻を全部破った感じでしたね。「ゲキレンジャー」はその後で歌ったのでめっちゃいい歌です(笑)。

 

――(笑)。いや、あれは本当にいい歌です。
谷本 それから「谷本は熱く歌うよね」といろんな方に言ってもらえるようになったんですね。「ゲキレンジャー」を歌うきっかけも、コロムビアの方にイベントを一回だけ見て決めてもらったんで、多分それがきっかけだったのかと思います。

 

――アニソン一曲で変わりましたね。
谷本 変わりましたね。「殻」で思い出したんですけど、今回のアルバムジャケットは僕がデザイナーさんと相談しながら決めさせていただきました。このアルバムをきっかけに自分が一からやり直すという気持ちになったので、「殻を破る」という意味を込めてケースを割(るジャケットにな)りました。元からこういうデザインなので返品しないように(笑)。

 

――タイトルの「elements」からも、谷本さんの歴史が詰め込まれていると感じます。
谷本 そうですね。自分のやりたい曲を集めて並べた時、全部が宝石みたいに思えたんですね。一曲一曲が輝いて、自己主張してきたんですよ。僕の中の「原石」という思いを込めたし、そういう一枚になりました。

 

――谷本貴義ベストアルバム『THE BEST ELEMENTS』インタビュー第1回はコチラ

――谷本貴義ベストアルバム『THE BEST ELEMENTS』インタビュー第2回はコチラ

 

谷本貴義 東名阪ライブツアー2015『In unison』

1月24日(土)名古屋・栄ムジカ

1月25日(日)大阪・心斎橋Hillsパン工場

1月31日(土)東京・新宿Ruido K4

開場 17:30/開演18:00(各会場共通)

チケット前売4000円/当日4500円(各1ドリンク代別)

サポートメンバー Guitar:KENJI(ex CLOSE)/Bass:NATCHIN(SIAM SHADE)/Drums:aki(LC5)

 

谷本貴義 1stアルバム『THE BEST ELEMENTS』2015年1月14日発売

tanimoto270114ジャケCOCX-38942|¥2,500+税|
発売元・販売元:日本コロムビア

Fly high 豪快全開ダッシュ!! (ニンテンドーDSゲーム『ドラグレイド2』主題歌)③Change Your BEAT(『海賊戦隊ゴーカイジャー』より)④You save my heart Wake me up!(『ビーストサーガ』EDテーマ)⑥軌跡 キミも夢で飛んだことがあるだろう(『ドラゴンボール改(魔人ブウ編)』イメージソング)⑧空・前・絶・後 Kuu-Zen-Zetsu-Go(『ドラゴンボール改(魔人ブウ編)』OPテーマ)⑨Yeah!Break!Care!Break! (『ドラゴンボール改』ED主題歌)⑩Dragon Soul(『ドラゴンボール改』OP主題歌)⑪ビーストサーガ(『ビーストサーガ』OPテーマ)⑫existence ~KAIXA~ nized dice(『仮面ライダー555』イメージソング)⑬Break up!(ニンテンドーDSゲーム『ドラグレイド2』ED主題歌)⑭HeartOVA『好きです鈴木くん!!』公式ファンブックエンディング曲)⑮獣拳戦隊ゲキレンジャー(『獣拳戦隊ゲキレンジャー』OPテーマ)⑯高みの空へ(『獣拳戦隊ゲキレンジャー』より)⑰ビュンビュン! トッキュウジャー(Acoustic version)

 

 

 

 

LINEで送る

コラム

         

インタビュー

ミュージック

         

新作アニメ&特撮

人気プログラム

インタビューカテゴリの最新記事