ROOT FIVE シングル「キミノミライ」インタビュー後編

rootfive261119アー写 ROOT FIVEの新曲「キミノミライ」の気になるMVは、五人が魔法を操るファンタジックな映像！　そしてデビュー三周年直前、今までの道のりも振り返る。

紙面未掲載のROOT FIVE シングル「キミノミライ」インタビュー後編です。フリーペーパーアニカンVol.141掲載中のインタビュー前篇とあわせてご覧ください、

文／永井和幸

進むべき道や未来が見えた今、四年目は“らしさ”を出していきたい（koma’n）

――「キミノミライ」のMVも撮影されたそうですが、どんな映像になったんですか？
蛇足　今回、二度目のフルCGで。アニメの魔法にちなんで一人ずつ印を結ぶシーンもあって、おもしろい技を使ってるのが見どころの一つかな。
みーちゃん　土系、水系、風系、火系、雷系とそれぞれ属性もあって。蛇足さんが雷でスマホを充電してて便利そうだなと（笑）。
蛇足　CGのクォリティがとにかくすごいので見てほしいです。
けったろ　前回のMVに比べて僕が痩せています（笑）。
koma’n　お父さんから韓流スターに（笑）。
ぽこた　もう誰だかわかんないよね。
けったろ　MVごとに毎回、髪型や体形が変わってて。
koma’n　MVとライブツアーでも違うよね。

――どうして？（笑）。
けったろ　理由はわかりません（笑）。今回、ジャケットもそうだけど、全員が同じ衣装で撮影するのが初めてだし、メンバーの誰かとカブるとまずいなと意識して髪形を変えたところもあります。
みーちゃん　変えなくても一緒にならないよ！
蛇足　自意識高いね。
koma’n　自己顕示欲が高い。
けったろ　自己顕示欲って言えばいいと思うなよ（笑）。割と一生懸命やったんだから。

――けったろさんの懸命な努力も映像や写真に出ていると思うのでそこに注目ですね（笑）。
koma’n　あと、みーちゃんがセンターだとすごく威圧感があるグループに見える（笑）。
みーちゃん　そんなことないよ！山なりにはなってはいるけど（笑）。
koma’n　ただフルCGだとイメージがわからなくて大変。
蛇足　ずっとグリーンバックで撮影してるからね。
ぽこた　メンバーごとに場面が割り当てられているから繋がり方もわからない。普段のMV撮影でも完成形がなかなか見えてこないのに（笑）。完成版を見たら想像以上に派手になってました。
けったろ　ファンタジー一色で。
koma’n　みんな楽しく撮影して、休憩中は3DSの『大乱闘スマッシュブラザーズ』で遊んでました。

――そして毎回話題の限定盤Bに収録のDVD映像の中身は？
けったろ　世界のマッスルですね！
koma’n　初めて取材で聞かれた。誰も触れてくれないんです（笑）。
ぽこた　今回は過去最高傑作です。
蛇足　こんなこと本当は言っちゃいけないんですが、シングルは四種類ありますがオススメはBですね。

――「ROOT FIVE&羊オリジナル年賀状」とあるのはBの購入者応募特典と関係が？
ぽこた　来年が羊年だから年賀状を皆さんに届けるために羊を撮影しようという企画だったんですが……。　
koma’n　羊と僕らが戯れてる写真を撮ろうと。でも年賀状に力を入れたのは最後の2～3分かな（笑）。
けったろ　羊の映像も数十秒。ほとんど僕らが遊んでいるだけっていう。
koma’n　バーベキューが楽し過ぎて、考えていた企画が次々とボツに……。
けったろ　お酒も入って、「楽しければいいか！」って。
みーちゃん　ほぼプライベートビデオだよね。
蛇足　奇跡もたくさん起きたし。
koma’n　笑いの神様が三回くらい降りてきました！（笑）。

――12月7日には、シンガポールでのイベント出演がありますね。
けったろ　パスポートがようやく見つかりました！
みーちゃん　え、なかったの？
koma’n　日本のアニメを紹介する東南アジア最大のイベントのAFA2014と、ニコニコ国会議がコラボして、僕らは両方のステージに出演します。
蛇足　みんな、僕らのこと知ってるのかな？　心配です（笑）。
ぽこた　僕は中国のイベントで機材を壊しちゃったので、そこは注意します（笑）。
――この12月にはめでたくデビュー三周年を迎えます。
蛇足　僕は大人になってから始めましたが他のメンバーは僕と違って伸びしろがあるので、かなりステップアップしたのでは？今後も各自でスキルアップしてもらってグループも個人の活動も更に輝かせてほしいです。
みーちゃん　そんな人ごとみたいな（笑）。僕にとっては、あっという間で、まだ三年なんだという感じで。グループとしての考え方も意識もそれぞれ変わってきたと思うし、四年目はもっと向上できるように頑張りたいです。
けったろ　ようやくアーティストになれたかな。まだ駆け出しだけど。始めた頃は会社勤めをしていたメンバーもいてプロとして活動する意味も理解できていなかった気がします。でも、僕らも大人になって、koma’nも成人になったし、ようやくスタートラインに立てたかなと。
koma’n　当時の僕はまだ十代で、人気のある方々で一緒にやらせてもらっていいのかなと思ったけど、皆さんの人気にあやかって……。
けったろ　いやらしい言い方だな（笑）。
koma’n　参考にできるアーティストもいなくて無我夢中に突っ走ってきて。ようやくROOT FIVEらしさが見えてきて地盤も固まってきたので、四年目は“らしさ”や“良さ”を出していきたいです。
ぽこた　自分探しで終わった三年間でしたが、一通りのことをやってきて、ここから何に絞っていくのかなど建設的な時間に入っていくのかなと思っています。次のツアーが楽しみですね。