ファーストシングル NOW ON SALE
尾崎由香
LET’S GO JUMP☆
INTERVIEW Part1
『けものフレンズ』のサーバル役で一躍人気声優となった尾崎由香が、1st写真集に続き、ソロデビューシングル「LET’S GO JUMP☆」をリリースした。アニメ『少年アシベ Go!Go!ゴマちゃん』の主題歌。元気で明るく彼女のイメージにピッタリな曲だが、カップリングにはロックチューンとシャレた渋谷系ナンバーを配して、新たな顔も見せている。最新ロングインタビューPart1。
Text/斉藤貴志
もともと元気とか明るさは
自分にないと思ってました
――「LET’S GO JUMP☆」はイベントでも披露していますが、ファンの方の反響はどんな感じですか?
尾崎 「由香ちゃんらしくて元気をもらえます」というお声をいただきました。カップリング曲のほうは今までにない尾崎由香でビックリされますけど、「アーティストの由香ちゃんも応援します」と言われてうれしかったです。
――尾崎さんのようにひとつの作品で大ブレイクすると、そのイメージとの兼ね合いは難しいところですよね?
尾崎 やっぱり“明るく元気”というイメージはすごくあると思うので、1stシングルの表題曲ではそこを崩さず、みんなが一番馴染みやすいところを出しました。カップリング曲はそれだけではないいろいろな尾崎由香を見せたくて、こだわりを入れました。
――その“明るく元気”とか“天真爛漫”といったイメージ自体は、尾崎さんの中で完全に折り合いが付いているものですか?
尾崎 ファンの皆さんの前にそういう尾崎由香として出ていくのは慣れた部分があります。皆さんのイメージを大切にしたいとも思いますし、私自身そういう自分をもっと出したい気持ちもあります。元気とか明るさって、自分にない部分だと思っていたんです。それがあるんだと、サーバルを演じてからの1年で気づけて、役のおかげで性格もポジティブになりました。だから、この路線は崩したくないです。
――『けものフレンズ』以前の尾崎さんは、明るくなかったんですか?
尾崎 自分が明るいというイメージはまったくなかったです(笑)。演じた役もネガティブとか引っ込み思案なことが多くて、明るい役はサーバルが初挑戦くらいでした。役につられることは昔からよくあって、サーバルを通じて無理に明るくしたわけでなく、一番楽しんでいるときの自分が表現できたというか。そういう自分は捨てたくなくて、明るい曲もたくさん歌いたいと思っています。
――中高生時代の尾崎さんは、おとなしい子だったと?
尾崎 暗い子だったわけではないですよ(笑)。学校では鬼ごっこもしていたし、外で遊ぶタイプでした。ただ人見知りなので、仕事で大人の方たちの中に入ると「キッチリしなきゃいけない」って、落ち着いてしまっていたんです。それが声優になってサーバルをやるようになってからは、その線が切れたというか。ヘンにいろいろ考えず、自分の素を出して楽しめるようになりました。
――「LET’S GO JUMP☆」は本当にイメージにピッタリですね。
尾崎 ソロとして走り出す自分の気持ちにも重なって、馴染みやすいし歌いやすい曲でした。フレッシュさも出たんじゃないかと思います。
――でも、<自転車 ペダル Let’s Go!>はピンとこなかったとか(笑)?
尾崎 私は自転車に乗れないので、そこだけは気持ちがわかりませんでした(笑)。でもMV撮影で乗ったので、自転車で風を切っていくのを想像しながら歌えるようになりました。
――それにしても、今まで乗れなかった自転車に、よくMVで乗れましたね。
尾崎 自転車は本当にサプライズでした。曲の中にペダルの音も聞こえるので、レコーディング中から不安で、マネージャーさんに「MVで自転車は撮りますか? 私、乗れませんけど」と言っていたんです。でも、撮影に行ったら練習して、意外とものの5分くらいで乗れるようになりました。
――小学校の頃とかは練習しても乗れなかったのに?
尾崎 必要性があると違うんでしょうね。負けず嫌いなこともあるので「乗らなきゃ!」って怖さは捨てました。ヨロヨロして「オーッ!」となりながらも、転ばずに何とか数メートル進めました。かと言って、また乗ろうとは思いません。やっぱり怖かったので(笑)。
インタビューPart2につづく
尾崎由香|LET’S GO JUMP☆|2018年8月1日発売
NHK Eテレ「少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん」オープニングテーマ
初回限定盤 ¥2,000+税|WPZL-31482/3|CD+DVD
通常盤 ¥1,300+税|WPCL-12911
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