さくら学院 中等部3年
新谷ゆづみ 麻生真彩 日髙麻鈴
INTERVIEW 前編
2018年度のさくら学院がスタートした。本年度の生徒会長に就任したのは新谷ゆづみ。伝統あるトーク委員長に麻生真彩、学院初のはみだせ!委員長が日髙麻鈴。この3人が中3生として後輩たちを引っ張っていくわけだが、彼女たちはどんな女の子なのだろうか? あらためて彼女たちの魅力に迫るべく、転入式を終えたばかりの3人に聞いた。
Text/清水耕司
早く3人で遊びに行きたい!
――さくら学院に入った経緯、さくら学院に入りたかったのか、というところから伺いたいのですが……。
麻生 私は入りたかった!
――ですよね。さくらのオーディションを3回受けての合格でした。
麻生 最初に受けたのは(山出)愛子ちゃんたちが入った2013年のときで、アミューズの人から「さくらのオーディション受ける?」って連絡を受けたんですけど、次の年は事前に電話で「今年のオーディションはいつなんですか?」って聞いちゃいました。
新谷 すごいな(笑)。
麻生 2015年は「今年呼ばれなかったら終わるのに」ってお母さんと話していたら、「今年も受ける?」と連絡が来て「受けます!」って感じでした。
――ほかのおふたりは?
日髙 さくらに入れたら自分の夢に向かって頑張ろう、入れなかったらもう諦めよう、みたいな。ギリギリの感覚でした。当時は、女優になりたいのか、歌手になりたいのかハッキリしてなかったんです。そういう世界には憧れていて、お芝居も歌もレッスンで磨きをかけたいと思ってはいたんですけど。夢が本格的に決まったのはさくらに入ってからでした。
新谷 実は私も、真彩と麻鈴が入った年に受けていたんですよ。みんなからは、「ゆづ、いたの?」って言われるんですけど(笑)。2014年の「ちゃおガールオーディション」で準グランプリをいただいたとき、ステージで「アニマリズム」を披露するさくら学院のみなさんを見て、「すごい可愛いな」「こんな風にダンスを踊りたいな」とは思ったんですけど、まさか、自分が入るとかは夢にも思わなかったです。
――ちゃおガールからさくら学院、というルートは多いですよね。同学年の皆さんですが、さくらに入る前から知り合いだったんですか?
麻生 私と麻鈴とは仲良かったです。(アミューズ)キッズのレッスンが一緒のクラスだったり、電車で帰る方向が一緒だったりで。ね?
――帰りが一緒なのは大きいですよね。先輩方でも意外な組み合わせで仲よかったりして。
麻生 はい、大きいです。
新谷 たしかに。
日髙 私が小5くらいでキッズに入った頃、同じ学年は真彩だけで。
麻生 そう。私が小2くらいで入ったらすぐに友だちが一人辞めちゃって。なので2年間くらい同じ学年は私だけでした。
新谷 えぇーっ。
麻生 だから、麻鈴が入ってくれて本当に心強かったし、いっつもしゃべっていました。
日髙 その頃、真彩の服はだいたい蛍光ピンクとか、すごく派手派手なものばかり着ていました。
麻生 今は全然違います(笑)。
――新谷さんとはさくらが初対面ですか?
日髙 さくらのオーディションを受ける人たちだけが集まる説明会みたいなのがあったんですけど、そのときかな?。覚えてる?
麻生 さくらの説明会なんてあったっけ?
日髙 あったあった。
新谷 ちゃおオーディションで真彩がランウェイをドレスで歩いていたのを覚えています。
麻生 あーっ!
新谷 それ見て「可愛いな」って思っていました。(黒澤)美澪奈ちゃんもいて。
麻生 いたいた。
新谷 私はオーディションを受けに来た、ただの和歌山の女の子だったので(笑)、「こうなりたいな」って思って見ていました。
――この3人で遊んだことはないんですか?
新谷・麻生 1回もないです。
日髙 ゆづが和歌山なので。
麻生 遊ぶタイミングが見当たらなくて。1回だけ、そよも一緒に原宿かどこかに遊びに行ったことがあります。
新谷 あったね。レッスン前にご飯を食べに行ったことも。でも麻鈴とはないんです。
日髙 真彩と私は死ぬほど遊んだことあるんですけど。
麻生 麻鈴は昔から「不思議」で。一緒に帰ったとき、窓を見ながらなんか言うんですよ。
新谷 何何何何?
麻生 ぶつぶつと。だから「何言ってるの?」って聞いたら「ほらほら、なんかいるじゃん」とか言ってくるから怖くて。
新谷 うそー!(笑)。
――慣れて聞き心地がよくて(笑)。小説の授業でもその才能は発揮していましたね。
日髙 もう私、ただの変わった人じゃん。
麻生 いや、面白い面白い。昔からいいキャラしてた(笑)。
新谷 いいな、私も遊びに行きたいな。
麻生 レッスンが早く終わった日とか? ゆづとは今年、絶対にそういう機会を作りたい!
日髙 「Road to(Graduation)」が近づく前じゃないと。
新谷 きっと今行っておかないとダメなんだよ。
麻生 明日行っちゃうか?
新谷・日髙 行っちゃうか?(笑)。
――さくら学院に入ってから一番驚いたことってなんでした?
新谷 私はさくら学院っていう学校が本当にあると思っていました。
日髙 わかる。制服も家に届くと思ってた。
新谷 そう。制服は自分のもので、カバンもあって、公開授業ではなく普段に授業もあって、呼び出しもあると思っていました。職員室も本当にあって。でも違いましたっ!(笑)。
麻生 私は「練習量が多い!」と思いました。
新谷・日髙 あぁー。
麻生 さくらを甘く見ていました。確かに、見ているとダンスがすごく揃っているんですけど、毎日のように「ウワー!」って練習するとは思いませんでした。「夏休みも休みじゃないんだ」って。
新谷・日髙 あぁーっ。
――むしろ、普段は学校があるからできないことを夏休みにする、みたいな。
新谷・日髙 そうなんですよ。
――勉強との両立が大変ですよね。
日髙 宿題が大変でした。
麻生 もらった日にやるしかないですね。
新谷 夏休みの宿題が大変で(笑)。
――上級生に教えてもらったことはないんですか?
新谷 私は(倉島)颯良ちゃんに教えてもらったことがあります。
日髙 私も、2016年度が始まってゆづたちに初めて撮影で会った日、数学のドリルをたまたま持っていたら颯良ちゃんが「それ、颯良も持っているから教えてあげる」って言ってくれて。でも、「じゃ、ここやっといて」って言われたんですけど手がまったく追い付かなかったら、颯良ちゃんに怒られました。
新谷 あと、颯良ちゃんには単語帳ももらいました。手書きの。「役立つからあげるよ」って。今も宝物です。
日髙 ずるいー。
新谷 えっへっへ(笑)。宝物、宝物。
麻生 やばい……。私、何もしてもらってない。
――でも麻生さんはアミューズに所属したのが早いので、上級生とも顔見知りだったんですよね。
麻生 はい、2015年度の人たちは全員知っていました。小さいときは「真彩ちゃんかわいいー」ってかわいがってもらっていましたね。磯野莉音ちゃんや大賀沙希ちゃんとは昔から仲良くて。莉音ちゃんが中1くらいかな? あと、めぐ(=岡田愛)もアミューズに入った年が真彩より遅かったから昔から「めぐ」って呼んでいて。だから、さくらで一緒になってもそのままで「めぐ」呼びでしたね。
インタビュー後編につづく
さくら学院☆2018 ~転入生オリエンテーション~
6月17日(日)はまぎんホール ヴィアマーレ
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1時限目 OPEN 11時15分 START 12時00分
出演:新谷ゆづみ、藤平華乃、田中美空、野中ここな
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2時限目 OPEN 14時30分 START 15時15分
出演:日髙麻鈴、有友緒心、吉田爽葉香、白鳥沙南
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3時限目 OPEN 17時45分 START 18時30分
出演:麻生真彩、森萌々穂、八木美樹、野崎結愛
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