Ray「ebb and flow」インタビュー

Ray「ebb and flow」インタビュー
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01 前作「lull ~そして僕らは~」で、アニメ『凪のあすから』の世界を爽やかに、切なく彩ったRayが、同アニメの新OPテーマ「ebb and flow」で見せる新たな表情。切ない想いをギュッと詰め込んだヴォーカル・ワークで、バラードを歌う “オトナ”のRayも素敵です。

悲しくて、切なくて、痛いくらいでした

–「ebb and flow」は、今までの『凪のあすから』の楽曲とは雰囲気が違いますね。

Ray バラードだったので、ビックリしました。具体的な想像をしていたわけじゃないんですけど、「lull~そして僕らは~」(前OPテーマ)のような爽やかでポップなものになるんだろうと思っていたので。だから、最初に曲をいただいたとき「OPで間違ってないよね?」って。

–セリフもあって。

Ray 「あれはRayちゃんが言ってるの?」って聞かれることもあって……私です(笑)。ここはレコーディングでも、いちばん苦労したところでもあって。私がこの歌詞に入り込んで、セリフを言おうとすると、たぶん、焦り気味で早口になってしまうんです。そうじゃなくちょっと落ち着いてるくらいの、想い詰めた感じを強く出したくて。

–アニメではいきなり5年後に進むといった驚きの展開ですが、歌詞もそれとリンクして?

Ray 今回も川田まみさんに作詞をしていただいたんです。補足のメモに「美海ちゃん目線で書いたんだよ」ということが記してあって。1コーラス目の“変わらない笑顔見つめた”とか好きなフレーズなんですよ。美海は成長しているけど、光はそのままの姿で“冬眠”から戻ってきた。そういったことなどを意識して歌詞を読むと、悲しくて、切なくて、痛いくらいでした。

–lull(ラル)~そして僕らは~」は、男の子である光目線で書かれてたんですよね。

Ray 切なさという点では共通するとは思うんです。ただそこには男の子特有の強がりがあったんです(笑)。「ebb and flow」は、女の子独特の感覚かもしれないですけど、ふとした瞬間に、好きな人が違う人を想っている表情に気づいてしまうといったような、同じ切なさでも違いをだせればいいなと。

–その切なさは「ebb and flow」という曲名にも繋がって?

Ray “潮の満ち引き”という意味なんですけど、近づけたらと思ったら、ふと遠く感じるという、心の葛藤、駆け引き……、美海という女の子のちょっとませているというか、大人っぽい片想いの切なさを膨らませて歌おうと意識しましたね。

–MVでも大人っぽいRayさんがいて。

Ray 今回は叫ぶこともなく、しっとりと(笑)。海の中にいる女の子に地上の世界の普通の生活に憧れるというストーリーなんです。いちばん見てほしいのは深海にたたずむRayです。

— “エナ”を持ってると思わせる映像で(笑)。

Ray エナほしいです! アニメを見ても、海のなかにおうちがあって、朝、起きたら目の前をお魚が泳いでるんですよ。現実じゃありえない。そんなシーンを見てると「わ~、いいな」と思いますね。

–イメージソングの「凪-nagi」も収録されていますね。

Ray アニメがスタートする1年前から温めていた曲なので、思い入れがありますね。このPVを見ると、わいわいとしたスクールライフ、キラキラとした友情が伝わってきて、楽しくなるんです。でも逆に今のストーリー展開を考えると、それが崩れてしまう悲しさがあって。

–複雑な想いが。

Ray なのでライブで歌うとききも最初の頃とは全然違う気持ちになるんです。アニメの放送開始をきっかけに『凪のあすから』を知った方のなかには、このイメージソングを聴いたことのない方もいると思うんです。この曲を聴いていただくことで、『凪のあすから』の見え方、感じ方が違ったものになると思うんです。

–改めて『凪のあすから』という作品はRayさんにとって大事なものになりましたね。

Ray イメージソングから始まり、OPテーマを2曲、アニメとしてはいちばん長く関わってきている作品なので、たくさん影響も刺激ももらいましたね。

–手応え的なものもあって?

Ray 歌わせていただいた楽曲ごとに、新たなRayの一面を見つけていただいて。今回の「ebb and flow」でも、まだ見ぬRayを発掘して、みんなに見てもらいたいという願いが叶ったというか(笑)。

–それでいうとC/W「 a-ha…!」も、そんな感じですね。

Ray 「ebb and flow」を聴いた後だと、ものすごいギャップがありますよね。メロディとアレンジを先にいただいた印象はロックで、スピード感もあってかっこいい曲だなって。

–スタイリッシュに仕上がるのかなって?

Ray 「どんな詞が来るのかな?」って、想像を膨らませてました。♪ラララで仮歌を入れて気持ちを高めていたんです。

–で、三重野さんの歌詞が上がってきて?

Ray 自分のなかで変化が起こった(笑)。印象がカッコかわいいに変わりました。

–はっちゃけてますよね。

Ray ちょっと強気な子が主人公。「私、見た目はこんなんでも実はそうじゃないの!」っていう、女の子の秘めた想いを爆裂された歌です。

–Rayさん自身も、歌詞にあるような“我慢出来ないっ”ようなエピソードも多々あって?

Ray お正月過ぎに実家に帰ったんです。私、食べちゃいたいくらい猫が好きなんですよ。でも、嫌がるんで抑えようと思ったんですけど、猫の顔を見た瞬間に気持ちが爆発して、「かわいい!」って飛びついたら、ものすごく怒られました。

–猫にとってはいい迷惑(笑)。ちなみに猫の名前は?

Ray 白くてふわふわなので、ミルクシフォンっていう名前なんですけど、あまりにも猫らしからぬうなり声をあげるので、今はうぐるぅって呼んでます(笑)。

–猫と言えばそれらしき名前のファンクラブが、3月に始動するとか。

Ray そうなんです。猫耳好きの私が立ち上げます。<猫耳団>っていいます(笑)。私、団長になります! みなさん、よろしくお願いします!

Text/幡野敬

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