原由実『Place of my life』インタビュー

原由実『Place of my life』インタビュー
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声優としてはもちろん、アーティストとしても、そのパワーを増量させている原由実。そんな彼女が1stアルバム『Place of my life』をリリースする。等身大の想いを形にした表題曲をはじめ、バラエティに富んだ楽曲たちが、表現力豊かなヴォーカルで彩られている。

「こう表現したい」というものが見えてくるようになりました

――初めてのアルバムともなると、シングル・デビューのときとは気持ちも違って?

 やっぱり違いますね。デビュー作の「HANABI」からすべてのシングル曲が入っていることもあって、今までのアーティスト活動の集大成っていう感じがします。新曲については「自由に作っていいよ」って言われてたので、制作作業が楽しみでワクワクしてました。

―― “ファーストにしてベスト”的な内容になっていて。

 タイアップ曲も数多くあって、バラエティ豊かな仕上がりになっていると思いますね。キャラクターソングではなく、個人名義として歌う際に、はじめは自分としての歌い方を見つけることに精一杯だったんです。今は「こう表現したい」というものも見えてくるようになったし、このアルバム制作を通して、ちょっとは成長したんじゃないかなって(笑)。

――アルバムはまず表題曲「Place of my life」からスタートします。

 コンペで集まった曲のなかから選ばせていただきました。明るめなロックが好きという私の好みにぴったり。HIDETOさんの前向きで力強い歌詞も素敵で、私の故郷である大阪のことを歌っていたりもするんですよね。

――原さんの想いが反映されていて?

 私が日々感じていることを織り交ぜていただいてるんですよね。だからレコーディングでも、自分だからこその感情の込め方があるような気がしたので、歌っているとちょっとだけウルっときたり。

――大阪の街の風景を思い浮かべて?

 そうそう(笑)。昔の景色とか。いろんなことがあるけど前に進まなきゃいけない、進んでいこう、そして周りには私を支えてくれる温かい人がたくさんいるっていう想いもあったし。

――Dメロはまさにそんな感じ。

 曲としては、そこから最後に向かって勢いを増していくんです。

――ラストの英語詞のパートも印象的で。

 「発音、大丈夫かな?」って緊張したんですけど、これがあることで、曲がグッと締まりますよね。かっこいいし、希望が見える。

――この曲でMVも撮ったんですよね。

 外ロケでした。解放感のある海沿いの建物の屋上で。

――撮影時のエピソードとかありますか?

 私、太陽の光がけっこう苦手で目が開けてられなくて(笑)。曲が流れるまで目を閉じていたんです。なので、個人的に見たら「これ眩しい顔してるな」っていうのが入ってるんですよ。

――リアルですね(笑)。

 それがすごくいいなって思います。あとは子役の皆さんが虹を作ってくれたり、バンドの皆さんにも出ていただいているので、豪華でこの曲の明るさに合った映像になっていると思います。

――アルバムの発売日はクリスマスなんですよね。新曲「Snow Drops」は、そんな冬にぴったりのバラードですね。

 新曲を作るにあたって、心が温まるようなバラードもあったがほうがいいかなと思って。アレンジも優しくて、歌詞にもストーリー性があって、切ないんだけど、実はハッピーエンドになるみたいな。

――バラードを歌う際に意識することってありますか?

 その世界観に入り込むってことですね。音数も少ないので、よりオケを意識して、楽器の音に自分の声が上手く乗せられるようにしてますね。この曲は制作の過程でけっこう私の意見を取り入れてもらったんです。「メロディはこういった方が好きです」とか(笑)。だから思い入れがあるんです。

――「風のオーケストラ」も新曲なんですよね。

 もともと私が、宮崎誠さんの曲が好きだったこともあってお願いしました。宮崎さんには以前「splash mind」(3rdシングル「intention」C/W)を書いていただいたことがあって……。

――爽やかでキラキラしたポップ・チューンですよね。

 その曲よりも優しい雰囲気がさらに増して、自然の壮大さがイメージできるような仕上がりになってますね。

――詞の世界観も今までにはない感じでした。

 これもコンペだったんですけど、コンセプトは決めずに、作詞家さんの感性にお任せして自由に書いていただいたんです。前向きな歌詞が多くて、そのなかで異色だったのが「風のオーケストラ」だったんです。字面だけで判断せず、集まった歌詞を全て歌ってみたんです。そこで“鳥達”“落葉樹”といった言葉がすごくしっくりきて、それで選んだんです。

――こうして3曲の新曲を含んだアルバムが完成して見えてきたものは?

 すごく未来のことまではまだ考える余裕はないんですけど(笑)、来年1月21日が私の誕生日で、バースデーイベントがあるんです。来てくださった方が楽しんでいただけるようにがんばろうって思いますね。あとは「Snow Drops」の制作に関わることで、曲が仕上がるまでを間近で見させていただいたんです。私もいつか作曲ができたら素敵だなって。

Text/幡野敬

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