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桃井はるこが川崎CLUB CITTA’でのワンマンライブでファンを魅了

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モモーイ、もはやホームのCLUB CITTAでワンマンライブを開催

桃井はるこワンマンライブ『Live in じぱんぐ!2014』
7月27日【神奈川】川崎CLUB CITTA’

0727_01 去る7月27日、「モモーイ」こと桃井はるこがクラブチッタでワンマンライブを開催した。チッタといえば『COVER BEST』や『しょうわ』など、幾度となく名演が誕生し、またモモーイ自身にとっても「小学生の頃から(ライブに)ぼっち参戦し」、「多摩川を渡ることは一つの儀式のように気持ちが切り替わる」という特別な場所。

 そんなこの日のオープニングは、キーボードによる弾き語りでの「ライトワンス」から。2002年公開の映画『自殺サークル』のEDに採用された楽曲だが、あまりのレア曲登場に古くからのファンはこの段階で狂喜乱舞したのではないか。その後も、もあいはるこ時代に誕生した「GURA GURA」、伝説のUNDER17(通称“アンセブ”)から「2001年のゲーム・キッス」、オフィシャルデビュー曲「Mail Me」と、初期ターニングポイントとも言うべき楽曲群に「今日は違う」感が会場中に充満していく。momoi0727_03衣装も「久しぶりにワンマンライブで着ました!」という、モモーイ流戦闘服とも言えるセーラー服ということで、耳からも目からも刺激を受けた会場は、0727_02スタート直後から気持ちが滾らずにはいられない状況にあった。

 続いても、「まさかアニメの声の出演を果たしてしまうとは」「主演するとは」というMCを受けての、アンセブ時代の「愛のメディスン」「いちごGo!Go!」「くじびきアンバランス」。一旦、(『ウルトラマンA』の話で盛り上がる近況報告という)MCを挟んで、ソロ時代の「トンドルベイビー」「Romantic Summer」と、アニメ業界におけるモモーイの活躍を思い出すと同時に、やはり時の流れも感じさせる流れ。そんな久々の名曲達に接し、モモイストも自然といつも以上に情熱溢れる口上(コール)で応える。熱く熱く渦を巻いてホールが揺れる。「勝利の女ネ申☆」「ゆめのばとん」、ステージ上下で熱いパフォーマンスが繰り広げられていった。
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 その後、ゲストとして「のんちゃん」ことNOZOMI(元Little Non)が登場。彼女は、音楽活動再開にあたってモモーイと同じ事務所へ所属。先日には、「いつか桃井はるこさんと思い出話をしながらアキバを歩いてみたいな」という積年の夢が叶ったことを告白した。するとモモーイも「一緒にタニマっていう喫茶店に行ったりとか、芳林公園とかに行ったりしたんですけど、その後、家に帰ってこの曲を作りました。アキバから持ってきた気持ちをそのまま曲に」したことを告白し返す。その曲というのが次の「Native」。ストレートなNOZOMIの歌声はモモーイと絡み合いは想像以上で、0727_04スピード感ある二面性が存在し、素直にこの二人の歌をまた聴きたいと思わせるものだった。

 「Native」を歌い終えるとモモーイはステージをNOZOMIに委譲。するとNOZOMIは、「次は……新曲です!」「新曲です!」「新曲です!」……と、すべて新曲という4曲を披露し、 しっかり自分の存在感を魅せつけた後に、モモーイとバトンタッチする。

 モモーイは、Live iVDR 第2弾『モモーイ Liveぱいれーつ』の発売記念ライブであったことを思い出させるように海賊風な衣装で現れた。0727_07そして復帰1曲目は「さいごのろっく」。しかも、会場を沸かせるロックナンバー「へんじがない-」へと直接つなげず、「オペラファンタジア」を挟む小憎らしい展開。現在プロデューサー仲間である志倉千代丸が手がけ、『プリズムアーク』EDだった曲だが、ライブで聴くことはレアという曲がまた登場したことで、観客はモモーイに一層心をつかまれる。

 過去から未来へ、定番曲からマイナー曲へ、多彩な楽曲を生み出したモモーイだからこそ可能な、多彩なライブ展開。その上、完全新曲「じぱんぐのてーま(仮)」までも用意するというサービス。ハードなロックナンバーだが、今回のライブを象徴するように楽しい一曲によって、さらに会場は盛り上がっていった。
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 この後も、モモーイのセンスが光る「“らしく”いきましょ」、小学生……ではなく“Show you guts cool say what 最高だぜっ!”の歌詞が人気の「Rolling!-」、曲名を聞いただけで体がうずく定番曲の「Hide and seek」や「始発にのって」、と、本当に飽きさせず、人を楽しませるセットリストに感嘆せずにはいられなかった。0727_06「とっても楽しいライブでした」とモモーイは言ってくれたが、その出発点は紛れもなくモモーイ自身だ。

 不世出のメロディーメーカーで歌う哲学者であるモモーイの歌詞は、普遍性はないが一部の人には肉となり血となるような内容が封じ込められている。楽曲には、ファンが盛り上がるポイント、ファン達“が”作り出す隙間を用意している。「コーラス入れなくていいや、って思ったの。なぜなら皆が歌ってくれると信じてた」というセリフがまさにそれだ。歌詞にも楽曲にも、常にモモーイは聴いてくれる人へのメッセージを込めている。中谷宇吉郎風に言うならば、歌はモモーイから送られた手紙である。だからこそファンであるモモイストも、メッセージを全身で受け取った証として、全力でライブに参加するのだ。ラスト曲「ワンダーモモーイ」での皆でジャンプも、0727_08アンコールで「こっからはボーナスステージなんで私が好きな歌を歌いますね」と言い放っての「夜明けのサンバ」(“今日はここに来てくれてありがとう”の歌詞がある)も、そして「LOVE.EXE」というエンタテインメントショーも、いつでもモモーイのライブには美しい光景が出現する。私にとって、モモーイとモモイストの“会話”もモモーイのライブでの楽しみの一つだ。

 この日、重大発表として、「2014年12月28日。クラブチッタを抑えましたーっ!!」との発表がなされた。ワンマンライブで次のライブのお知らせというのも、モモーイにとって「初めてじゃないか?」という大事件だとか。押し迫った時期ではあるが、今度も会場で生まれる魂の会話を見届けたいと思うし、ぜひ未経験の方はその身を投じて味わってほしい。

REPORT/清水耕司(ボーグナイン)

桃井はるこワンマンライブ『Live in じぱんぐ!2014』
7月27日【神奈川】川崎CLUB CITTA’ セットリスト


M01. ライトワンス
M02. GURA GURA
M03. 2001年のゲーム・キッス
M04. Mail Me
-MC-
M05. 愛のメディスン ~アニサマバージョン~
M06. いちごGo!Go!
M07. くじびきアンバランス
-MC-
M08. トンドルベイビー
M09. Romantic Summer
-MC-
M10. 勝利の女ネ申☆
M11. ゆめのばとん
-MC-
M12. Native!(桃井はるこ&NOZOMI)
-MC-
M13. 世界中より君とのL.L.L(NOZOMI)
M14. ツブヤキヒトツブ(NOZOMI)
M15. ありのままじゃいられない(NOZOMI)
M16. きらりきらり(NOZOMI)
-MC-
M17. さいごのろっく
M18. オペラファンタジア
M19. へんじがない、ただのしつれんのようだ。
-MC-
M20. じぱんぐのてーま(仮)
M21. “らしく”いきましょ
M22. 恋のヒメヒメ☆ぺったんこ
M23. Rolling! Rolling!
-MC-
M24. Hide and seek
M25. 始発にのって
-MC-
M26. WONDER MOMO-i ~world tour version~
-ENCORE-
M27. 夜明けのサンバ
M28. LOVE.EXE


桃井はるこ次回ライブ

2014年12月28日【神奈川】川崎CLUB CITTA’

 

桃井はるこオフィシャルサイト

桃井はるこオフィシャルブログ

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