INT #SCREENmode|201801 2nd Full Album 1/1 Part1

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Tokyo city silhouette.

2nd Full Album 1/1

SCREEN mode

LONG INTERVIEW Part1

プロデューサーとして、声優として、確固たる地位を確立した二人がバンドとボーカリストという互いの夢を背負って始まったSCREEN mode。5周年イヤーに突入した今、雅友がプロデューサーとしての活動もフィードバックさせつつ、完成させたのが今作『1/1』。先のミニアルバム『SOUL』で自分たちの音楽性を追求した二人が、2枚目のオリジナルアルバムで見据えたものとは?

Text/清水耕司

雅友

J-popが失ってきている「メロディー」が僕の音楽の特徴。そこに勇-YOU-の歌が組み合わさって他にはない音楽になっています

勇-YOU-

自分が伝えたい思い、書きたい気持ちを込めたくていつも以上にトライさせていただきました


――今回のアルバムはどういうコンセプトで始まったんですか?

雅友 SCREEN modeって、僕がボーカルを見つけられればTVアニメ『ぎんぎつね』ED主題歌でデビューできる、ということでオーディションをしたところから始まっているんです。でも、右も左も分からないし、その後もTVアニメ『LOVE STAGE!!』OP主題歌、TVアニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』ED主題歌……と続いてくんですけど、最初のうちはとにかく100%の力で作品を表現するということを重要視していました。これって「アニソンあるある」だと思うんですけど、自分たちがやりたい音楽を突き詰めなくても前に進めてしまうんですよ。1stアルバムも、レパートリーがあまりないところから逆算しての考え方で、「バラードもあったらライブができるよね」とか「アップテンポの曲ももうちょっとあった方がいいよね」ということで、アニメソングと対になるパズルを作っていきました。だから、「太田雅友・林勇で集まって何をする?」っていうのをお互いに深くは考えてなかったんです。だけど昨年、ランティスさんから「ノータイアップで一回アルバム作ってみない?」ってお話をいただいて、『SOUL』っていうコンセプトミニアルバムを出させていただいたんですけど、そのとき初めて「アニメから離れた時に何をするか」っていうことを話し合ったんですよ。本来それは、バンドをやっていたらデビュー前に考えることじゃないですか。アーティストってよく「等身大の自分」みたいな言い方をしますよね。その「等身大」ってどういうことなのかを考えたほうがいい、というところから今回のアルバムは始まっています。だから、最近は「ROUGH DIAMONDS」「Reason Living」「MYSTERIUM」といった熱量を持たないかっこいい系の曲、あるいは勇-YOU-が結構シャウトする感じの曲が続いていたんですけど、SCREEN modeはそこだけじゃない、って見せたかったんです。ちょっと肩の力が抜けた感じというか、力で押すような音楽ではなく、気楽な感じを出したいっていうのは、リード曲を作り始めたときに最初に考えていました。

勇-YOU- とにかく明るいポジティブさ、今までの楽曲だと「アメイジング ザ ワールド」みたいなポップロックを考えていると聞いて、僕もすごく賛成でした。さっき雅友さんが「等身大」って言いましたけど、アルバムのタイトルもそこにつながっているんです。あとは、自分たちで自分たちの音楽を突き詰めていく、「原点に立ち返る」という意味も入っています。


――「DISTANT GOAL」を作り始めたとき、アルバムの全体像は見えていましたか?

雅友 最初の段階でビックバンドジャズの曲とブルースっぽい曲を入れたいって話はスタッフにしていました。それが「Tuberose」「Time Over」です。「菫」もやりたいと伝えていた曲調ですね。反対に、「Jumpin’ Now!!」や「哀しみRouge」はアルバムを作っていく中でできた曲です。僕自身、SCREEN modeの曲を作るモードに入ると、やっぱりかっこいい系の曲を作る「心の壁」みたいなのがあって。そこをどう打ち破るのかについていろいろ考えた中からできてきた曲でした。


――『SOUL』を聴くと、「Tuberose」や「Time Over」はその延長にある曲だと感じますが、そちらをリード曲にしなかったのはなぜでしょう。まさに「作りたい曲」だったかと思うんですが。

雅友 日和ったんですよね(笑)。

勇-YOU- (笑)。

雅友 仰る通りなんですけど、「Time Over」みたいなのがリード曲だと「どうしちゃったんだ!?」って思われるじゃないですか。


――かっこいいSCREEN modeをイメージしている人が聴けばそうなりますね。全員が『SOUL』を聴いているわけではないので。

雅友 そうですね。確かに『SOUL』でやらせていただいたものや、「Tuberose」「Time Over」はやりたかった曲の一つですけど、新録7曲全部をジャズにしたいわけではないので。「SCREEN modeはいろいろありますよ」ってところから「DISTANT GOAL」を作るに至りました。なので作るのにすごく時間がかかりましたね。ロック感と、肩の力を抜くという要素の加減が難しくて。最初のデモは極端に速かったんですけど、テンポを落としました。

勇-YOU- デモを聴いたとき、僕自身は違和感がなかったんですけど、制作チームと相談する中で「この曲速くない?」って話になって、徐々にテンポを下げていきました。


――勇-YOU-さんにはどれくらいの段階で渡すんですか?

雅友 ほぼほぼ今のものとアレンジは一緒です。バンド楽曲って楽器が少ないのでデモの段階からかなり近づけて作れるんです。打ち込みが多い、「Naked Dive」みたいな曲だとアレンジする中で変わるんですけど。


――BPMを落とすことに抵抗はなかったですか?

雅友 最近、加齢に伴ってなのか、曲を速く認識してしまう傾向があり(笑)。

勇-YOU- 加齢ですか(笑)。

雅友 「雅友、また年取ったな」と思われるのが嫌でデモでは速めにしたんですけど、あまりに速くてイントロのフレーズに苦戦していたんですよ。そしたらみんなから「速すぎない?」って言われたのでむしろホッとしました。


――でも、速いことが必ずしもかっこいいわけでもいい曲のわけでもないので。

雅友 まぁね。でもやっぱり、PENGUIN RESEARCHの曲とか聴くと思いますよ。「すげぇな」って。速いし複雑だし、「負けてらんないな」って。でも、そしたらみんなに批判されたっていう(笑)。


――曲順は早い段階からイメージできていましたか?

雅友 曲順は最後の方ですね。僕は音楽を点ではなく面で捉えているので、その曲がアルバム全体を占めるバランスとか、圧力が強いものとそうでないものをどうセパレートするかとか、そういう観点を見て作っているので。なので曲順はギリのギリまで考えないですね。ただ、今回は作りながら順番が決まっていったところもあります。「Reason Living」に寄せた曲があれば違う曲順もあったと思うんですけれど。「DISTANT GOAL」が最初で、次にできたのが「菫」だったんですよね。で、「Tuberose」「Time Over」がOKにならなくて。


――どういった理由で?

雅友 いざ作って出したら、「これを今やらなくても良くない?」みたいなことを言われて(笑)。


――やりたいって言ってあったのに(笑)。

雅友 過去にブルースっぽい曲を作ったときも、ちょっと大人っぽく感じるのか「次の機会で」って言われたんですよ。今回は「5周年なのに次の機会っていつやねん」って思って、「前も同じこと言われたんすけど」って言ったら「じゃあいいよ」みたいな。


――押し切りましたか。

雅友 そこはね。でも、僕の中でも「かっこいい曲を作らないと」って壁が生まれてくるように、スタッフにも固定観念みたいなものがあると思うんですよ。ただ、勇-YOU-に仮歌を入れてもらって、実際に聴かせたらみんなも納得してくれました。


――勇-YOU-さんも「Tuberose」「Time Over」みたいな曲をまたやりたかった?

勇-YOU- 『SOUL』を作った理由として、僕がブラックミュージック好き、というのがあったので。「Time Over」のデモを聴いたときはやりたいと思いましたね。昔からずっと好きな曲調だったので、こういうふうに歌いたい、っていう欲というか引き出しも出てきていたんですよ。他の、ロックアーティストはなかなか挑戦できないテイストの曲だと思うから、ボーカルとしてもチャレンジすれば幅を広げられるという思いもあって、僕も説得しました。


――ちなみに、仮歌はいつも勇-YOU-さんが入れるんですか?

雅友 最初の、ピアノの音色でメロディーが入っているデモで歌ってもらいますね。あんまり勇-YOU-を超える上手さの人が存在しないので。資料にならないんです。


――「Tuberose」「Time Over」のあとに出来た曲はどれでしたか?

雅友 「Tuberose」「Time Over」を出して「うーん」ってなってたときに「Jumpin’ Now!!」が決まったんです。僕はゆかりん(=田村ゆかり)やみもりん(=三森すずこ)でスカっぽいやつは相当書いたんですけど、SCREEN modeではやったことがなかったので1回くらいは、という思いもありましたけど、僕が書くと可愛い感じになる傾向があったので封印していたんです。でも、肩の力を抜いた音楽をやるにしても、「ここ」(=「Jumpin’ Now!!」のような曲)が出てきてなかったので。多分、みもりんとかが歌ったら可愛い感じになるけど、勇-YOU-が歌うと結構SCREEN modeっぽくなったんですよね。

勇-YOU- 「Jumpin’ Now!!」は仮歌を歌う前の段階から、鼻歌で口ずさんでいても「俺にハマるな」っていう感覚はありました。雅友さんは心配だったと言いましたけど。お互いの共鳴が生まれた曲だと思っています。

雅友 で、意外なところから次の曲が決まり、「いまでも君が好きなのに」や「哀しみRouge」ができてきたんですよね。


――「いまでも君が好きなのに」も異色な曲ですね。

雅友 結局「菫」って、曲のテンションは低いですけど込めてるマインドはエモーショナルなんですよ。バラードって結局「お前のことが好きだ」みたいな熱さがありますよね。それだと最初に言った「肩の力を抜いた音楽」とは違うので。本当の意味で穏やかな気持ちの音楽として入れました。


――詞に関してのオーダーは?

勇-YOU- 今回はタイトルが『1/1』で等身大というコンセプトなので、自分の気持ちと結びつけたい気持ちは強かったですし、雅友さんもそれを分かってくれていたので楽曲ごとにどんな歌詞がいいかを聞いてくれましたし、自分が先に歌詞を書いたり、どんな歌詞にしたいかという話をさせてもらったり、というところはいつも以上にトライさせていただきました。例えば「菫」に関してはまず、「旅立ち」をテーマに恋愛要素も含んだ楽曲にしたいという話があったので、自分自身でストーリーを書かせていただき、歌詞に起こして、そこから村野直球さんにお願いしまいた。『SOUL』でお願いしたときの経験上、世界観を広げてくれるという期待があったので、共作させていただきたいと思いました。自分の思いを汲み取ってくださり、自分が伝えたいことを広げてくれました。


――「Jumpin’ Now!!」の歌詞も手掛けています。

勇-YOU- 仮歌を録るときに結構適当な英語で歌うんですけど、サビで“Jumpin’ Now!!”って自然に歌っていたんですよね。ライブで一体感が生み出せる楽曲になってほしくて。「スターズ」(=ファン)に跳んでもらいたかったんです。それがタイトルにもなった曲でした。これは、自分が思っていた言葉を反映してもらった曲でしたね。

雅友 勇-YOU-にざっと書いてもらって、書きたかったけど入れ込めなかったところはヒアリングして、それをまとめてもらうって形が多かったですね。


――歌入れで印象に残っていることってありますか?

雅友 んー……。あんまりないですね……。

勇-YOU- (笑)。


――(笑)。そこはいつもどおり?

雅友 要は、「DISTANT GOAL」ってサビのメロディーが割と低めで。これがアルバムで最初に録る曲でしたし、勇-YOU-は高い音域でパァンと強く出すシャウトみたいのに慣れすぎてて、サビのメロディーが綺麗に歌えなかったのでそこは相当やりましたね。表現しきれてない感じだったので。

勇-YOU- 「いまでも君が好きなのに」とか、こういう楽曲は苦労しましたね。

雅友 一番時間かかったんじゃない?

勇-YOU- 精神力を使った、俺の中では。この楽曲に関しては曲を聴いたときに、自分の中でストーリーが思い浮かばなかったので、ここはもう凄腕の松井五郎さんに作詞をすべてお願いしたんです。そうしたらあんな、郷愁感というか、昔の恋を懐かしく思う感じの素敵な歌詞をいただいて。なかなか普段聞かないタイプの楽曲だから、自分の中に落とし込むのは他の曲よりも大変だったかもしれないですし、突き抜ける音ではなくていかに柔らかい声で表現していくのか、そこは確かに苦労しましたね。でも、一番レコーディングに時間かかったのは「Tuberose」でした。最後にレコーディングしたんですけど、珍しく5~6時間かけました。速くてもロック系なら結構歌い慣れてるんですけど、ジャジーな曲は初トライだったので試行錯誤を繰り返したんですよ。あと、サビでアタックをつけるところは雅友さんからリアクションをもらって、ここにアタックをつけるにはどうするべきなのかを突き詰めてたら結構時間がかかりました。綿密に歌った箇所になりましたね。Aメロを見てもらうと女性に対してクラクラしていることが分かりますけど、意中の女の人に翻弄される男の気持ちを歌いたかったので。女性っぽさというか、他の曲にはないような艶を出したかったんですよね。楽曲ができてからAメロを聴いたら、自分の声じゃないような不思議な感覚になりました。歌いながら色々とつかんでいった曲で、最後にスキャットを入れてみようって話もそのあたりから出てきました。だから、やりこんで出てきた欲を全部注ぎ込めた楽曲かな、って思っています。


SCREEN mode Interview Part2につづく http://anican.jp/?p=26651


 

SCREEN mode 2nd Album 1/1(イチブンノイチ) Now On Sale

¥3,000+税|LACA-15685|2018年1月24日発売

M1.DISTANT GOAL
作詞:畑亜貴 作曲・編曲:太田雅友

M2.Jumpin’ Now!!
作詞:松井洋平、林勇 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall)

M3.ROUGH DIAMONDS
※TVアニメ『食戟のソーマ 弐ノ皿』OP主題歌
作詞:松井洋平 作曲・編曲:太田雅友

M4.いまでも君が好きなのに
作詞:松井五郎 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall)

M5.
作詞:村野直球、林勇 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall)

M6.哀しみRouge
作詞:松井五郎 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall)

M7.Tuberose
作詞:結城アイラ 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall) BrassArrange:竹上良成

M8.Naked Dive
※TVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』OP主題歌
作詞:勇-YOU-、松井洋平 作曲・編曲:太田雅友

M9.IMPACT
※文化放送リオデジャネイロ情報テーマ曲
作詞:松井洋平 作曲・編曲:太田雅友

M10.Reason Living
※TVアニメ『文豪ストレイドッグス』第2クールOP主題歌
作詞:松井洋平 作曲・編曲:太田雅友

M11.MYSTERIUM
※TVアニメ『バチカン奇跡調査官』OP主題歌
作詞:畑亜貴 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY

M12.Time Over
作詞:松井五郎 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall)




 

SCREEN mode TOUR 2018

5月26日(土)北海道:DUCE SAPPORO
6月09日(土)大阪:梅田BananaHall
6月10日(日)愛知:RADHALL
6月24日(日)東京:duo MUSIC EXCHANGE

■CD先行受付応募期間
1月24日(水)12:00~2月6日(火)23:59まで


SCREEN mode HP https://screenmode.net/

Lantis http://www.lantis.jp/

 

 

 

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INFORMATION

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SCREEN mode

2nd Album

1/1(イチブンノイチ)

¥3,000+税|LACA-15685|2018年1月24日発売


M1.DISTANT GOAL
作詞:畑亜貴 作曲・編曲:太田雅友

M2.Jumpin’ Now!!
作詞:松井洋平、林勇 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall)

M3.ROUGH DIAMONDS
※TVアニメ『食戟のソーマ 弐ノ皿』OP主題歌
作詞:松井洋平 作曲・編曲:太田雅友

M4.いまでも君が好きなのに
作詞:松井五郎 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall)

M5.菫
作詞:村野直球、林勇 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall)

M6.哀しみRouge
作詞:松井五郎 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall)

M7.Tuberose
作詞:結城アイラ 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall) BrassArrange:竹上良成

M8.Naked Dive
※TVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』OP主題歌
作詞:勇-YOU-、松井洋平 作曲・編曲:太田雅友

M9.IMPACT
※文化放送リオデジャネイロ情報テーマ曲
作詞:松井洋平 作曲・編曲:太田雅友

M10.Reason Living
※TVアニメ『文豪ストレイドッグス』第2クールOP主題歌
作詞:松井洋平 作曲・編曲:太田雅友

M11.MYSTERIUM
※TVアニメ『バチカン奇跡調査官』OP主題歌
作詞:畑亜貴 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY

M12.Time Over
作詞:松井五郎 作曲:太田雅友 編曲:太田雅友、EFFY(FirstCall)


SCREEN mode TOUR 2018

5月26日(土)北海道
DUCE SAPPORO

6月09日(土)大阪府
梅田BananaHall

6月10日(日)愛知県
名古屋RADHALL

6月24日(日)東京都
duo MUSIC EXCHANGE

■CD先行受付応募期間
1月24日(水)12:00~2月6日(火)23:59まで


SCREEN mode https://screenmode.net/

Lantis http://www.lantis.jp/


jk_screenmode290222alm_500-493

SOUL

¥2,500+税|LACA-15633|2017年2月22日発売


jk_screenmode20150722al_500

Discovery Collection

¥3,000+税|LACA-15488|2015年7月22日発売


screen261008ジャケット

NATURAL HIGH DREAMER

¥2,500+税|LACA-15457|2014年10月8日発売


 

 

 

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