ALI PROJECTニューアルバム『流行世界』インタビュー

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aliPROJECT_メインアー写猛暑の陰で増殖する幻想茸 流行性青アリ症候群へのいざない

静謐なる森の奥、密かに育つ菌糸のように、美しく緻密にかたち作られた『流行世界』。現代アート、感染音楽、不易流行、DRASTIC。夏の終わりの青い夜、ALI PROJECTの新世界が解き放たれる。

文/池田 桂(ボーグナイン)

強さとエネルギーが凝縮されているので、ビギナーは少しずつ聴いたほうがいいかも

――今年のアルバムは『流行世界』ですが、タイトルにはどんな意味が?
宝野 「世界」という言葉が入る感じがいいねって片倉さんが最初に言ってたんですけど、「世界流行」にするか「流行世界」にするかでしばらく決めかねていて。曲がいくつか出来てきたときに、「世界流行」だと世界恐慌とか経済危機に類する意味も含まれるから、流行を先にしようって。そうしたら『流行通信』のような、ファンションやモードの意味もあるし、感染の流行もあるし。漠然とした感じがまたいいかなってことで、「流行世界」にしました。

――タイトルが決まらずに制作がはじまるというのは、珍しいケースですね。
宝野 そうですね。でも真っ白なジャケットにしたいという希望は、もっと早くから考えていたので、イメージはありました。菌糸や細菌のような、茸をテーマにした曲が作りたくて。

――では、茸発信?
宝野 (笑)。兼ねてから「人生美味礼讃」の続編的な曲が作りたいと思い、構想を練っていたんですよ。あと、前作の『令嬢薔薇図鑑』がとても華やかでロマンチックなアルバムだったから、次はもっと重くて黒いアルバムにしたくて。でも出来たものを改めて聞くと、黒アリと言うよりは、青アリかなと思います。

――新しいジャンルですね。
宝野 私の中で青アリって言うと、「快恠奇奇」みたいな曲ですね。重さと強さがあって、そこにストレンジさや硬質な空気感もあって明るくはないけど、でも勢いはある、みたいな。音とエネルギーが凝縮されている印象なので、作ってる最中は「ちょっとうるさいかも?」なんて思ったりもしたんですけど。

――パワーがある曲が多いですよね。
宝野 そうなんです。バラードにも音がしっかり詰まっているので、アリプロビギナーの方は、少しずつ聞いたほうがいいかも(笑)。バラエティーに富んでいるという意味では、『Dilettante』に似てるかな。

――進行はスムーズに?
宝野 その時々で悩むことはあったけど、概ね順調でした。でも改めて思ったのは、ロマンチックなものを作っているほうが幸せですね(笑)。ダークな世界に向き合うのは、苦しかったです。日常の見え方も変わるんですよ。やっぱり人間、ポジティブで華やかなほうが楽しいです……というのは、作り手の話ですね。聴き手にとってはひとつの音楽作品なので、お好きな様に楽しんでいただければ。どれもいい曲ですよ。

――「茸狂乱美味礼讃」はMVもすごかったですね。狂っていて(笑)。

宝野 狂ってましたね(笑)。制止する大人がいなかったので、かなり自由に作れました。監督は『凶夢伝染』や『薔薇喰み』のMVでもご一緒した近藤廣行さんです。ブルーバックで菌の妖精として飛んだり、料理をもてなすマダムになったり、面白かったですよ。

――マダムのドレスがすごくステキでした。
宝野 下がぷくっとしたベニテングタケドレスを着てます。毒キノコって、キレイでいろいろな種類があって、グッズもたくさんあるけど、いわゆるメルヘンにはしたくなくて。あくまでリアルにこだわりました。

――あと後半にスゴイものが出て来ますね。美しかったです。
宝野 あれは私の発案ではなく、監督が(笑)。これは見てのお楽しみということで。

――アリカさんからの希望はなにかあったんですか?
宝野 私からは、「死体に茸を生やして欲しい」って。そしたら、美術の皆さんがたくさん作ってくれて、すごい映像になりました(笑)。曲そのものも、そこが肝なんですよ。『ハンニバル』という海外ドラマで、森に埋めた死体に茸が生えている雨のシーンがあるんですけど、それが衝撃的で。あの光景を歌で表現するのってありかしら、と(笑)。

――映像化されて、よりリアルになりました(笑)。発売後にはツアーもありますね。東京は間もなくなくなってしまう中野サンプラザですが。
宝野 中野サンプラザはアクセスもいいし、ホールとしても好きだったので残念です。今回のツアーは、というかいつもですが、会場ごとにセットリストを変えていくので、どんなお楽しみがあるか期待していてください。個人的には、9月4日が大阪で、1日空いて6日が福岡なので、福岡で何食べようかな~って言うのが楽しみ。

――では、最後にアニカン読者へ向けて。
宝野 毎年恒例の夏のオリジナルバルバムが出来ました。一作一作まったく違った作品になっているので、今年のアリプロはどんなだろう? というお気持ちで手にとって聴いて、そしてライブにもいらしていただけると嬉しいです。

 

ALI PROJECTニューアルバム『流行世界』全曲解説はコチラ

 

 

ALI PROJECT 2014 流行世界感染 TOUR

9月3日(水)【愛知】名古屋ダイアモンドホール OPEN 18:15/START 19:00

9月4日(木)【大阪】なんばHatch OPEN 18:15/START 19:00

9月6日(土)【福岡】福岡DRUM LOGOS OPEN 17:15/START 18:00

9月13日(土)【東京】中野サンプラザ OPEN 17:15/START 18:00

チケット発売中
9月3日~6日:税込¥5,400(別途ドリンク代)/9月13日:税込¥5,800(全席指定)


ALI PROJECT ニューアルバム

aliPROJECT_通常盤ジャケ写流行世界

2014年8月27日発売

二形態共通収録
①リュウコウセカイ
②茸狂乱美味礼讃
③PANDEMIC
④Lolicate
⑤赤い蝋燭と金魚
⑥Femme Fatale
⑦海賊皇女
⑧静謐なる私小説
⑨形而上的な、蝶になる

初回限定盤 CD+DVD TKCU-78101 税抜¥3,426
・⑩「極楽鳥花-instrument- piano version」を限定収録
・MV「茸狂乱美味礼讃」とメイキングを収録したDVD付

通常盤 TKCU-78102 税抜¥2,857
・⑩「極楽鳥花-instrument- strings version」⑪「極楽鳥歌」を限定収録

発売元:徳間ジャパンコミュニケーションズ 販売元:クラウン徳間ミュージック販売


ランティス祭り 2014 ~つなぐぜ!アニソンの”わ”!~
9月15日(月祝)東京・潮風公園 太陽の広場 野外特設ステージ
11月16日(日)宮城・ゼビオアリーナ仙台


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ALI PROJECT

 

作詞・ボーカルの宝野アリカと、作曲・編曲の片倉三起也によるユニット。 独創的なメロディとアレンジ、文学的な歌詞、先鋭的なビジュアルで幅広いファン層を魅了。『ローゼンメイデン』シリーズをはじめとする多数のアニメ主題歌を手掛けている。

 


 

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初回限定盤 CD+DVD

2014年8月27日発売

 


 

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