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鮎川麻弥 祝デビュー30周年 INTERVIEW part3
アニメ『重戦機エルガイム』の主題歌「風のノー・リプライ」で鮮烈なデビューを飾ってから30年。自身にとってメモリアルな“1984”を、鮎川麻弥が歌で再確認したカバーアルバムがリリースされる。“鮎川のための曲”でもあった「風の-」や「Z・刻をこえて」への思いなど、彼女の今の思いを聞いた。全3回/最終回。
文/清水耕司(ボーグ9)
曲が成長し、進化し、後世までつながっていく
――今、「風のノー・リプライ」や「Z・刻をこえて」を歌ってみてどんな感想を抱きましたか?
鮎川 「曲って進化するものなんだな」と思いました。お客さんとのコール&レスポンスによって、不思議なぐらいに育っていくんですよ。2002年に影山ヒロノブさんが、「麻弥ちゃんの「Z~」を聴きたいって人、いっぱいいるんだよ」って声をかけてくださって。それから、『スーパーロボット魂』やアニソンイベントに出るようになったんです。最初は「えー?! 聴きたい人なんてホントにいるのー?」とか言ってたんですけど。
――山ほどいますよ。
鮎川 ねぇ? 知らなかったんです、私(笑)。それでイベントに出てみたら、ホントにウェルカムだったんです。2002年の段階ですでに、発売から16~7年経っているわけじゃないですか? ファンの方たちはすごい熱いハートの持ち主ばかりだと驚いたと同時に感動しました。それで、「もう一度やり直したい」と思ったんです。「風のノー・リプライ」や「Z・刻をこえて」を歌っていた時、私は自分で曲や詞を書いていたし、半年に1枚アルバムをリリースする時期もありましたから、とにかく忙しくて。そのせいか当時はライブも少なかったんです。弾き語りですぐにできるようなスタイルでもなかったからでしょうね。当時はファンの方と触れ合える機会ってキャンペーンイベントぐらいだったので、今思うとそれがすごく残念なんです。だから今、イベントにはできるだけ参加しますし、ワンマンライブも年2回くらいはやるようにしています。当たり前ですけど、イベントに呼んでいただいたらお客さまに喜んでもらえるように、フルテンションで歌っています。お客さまも歌ってくれて、リズムをとってくれて。本当に会場全体が一体になれるんです。それって私にとっては驚きで、最初に「風のノー・リプライ」や「Z・刻をこえて」をレコーディングした30年前の頃には全くイメージしていなかったことでした。こんな風に成長し、進化し、後世まで温かくつないでくれる……。「そういうことってあるんだな」って毎回感動しながら歌っています。
――鮎川さんの中でも、歌う気持ちに変化が出てきたんですね。
鮎川 そうですね。アニメの主題歌を歌ってはいましたけど、どれも楽曲として素晴らしかったし、そんなにアニメの曲として意識することはなかったんですね。ただ、主題歌を歌うということにはやっぱり責務というのがあって、今は「アニメの最初の顔」を任せていただけたということに対してものすごく感謝しています。気持ちもテクニックも、当時の全精力を傾けて歌っていましたけど、今後もし主題歌を歌える機会があるならば、もっといろんなことを考えながら歌えるかなと、思いますね。
――最後に今後の鮎川さんについても教えてください。
鮎川 まずは目前に迫った30周年ライブです。おかげさまで完売になりました。ニューアルバムからの選曲もあり、また、アニソンメドレーも歌い、洋楽も聴いていただく、そんなミックス弁当な鮎川麻弥を聴いていただきたいです(笑)。先程も言いましたが、ライブはお客さまと触れ合える大事な場ですし、生の歌を聴いていただくことがシンガー本来の姿だと思っています。今、歌を教える仕事もしているんですけど、生で聴かせられるパフォーマンスができるかが、シンガーとして生き残れるかどうかでもあると思うんです。お客さまの耳も肥えていると思いますし。お客さまには九州や北海道から来てくださる方もいらっしゃるんですよ! 今後も定期的にライブは続けたいし、毎回スペシャルなライブにできるように頑張りたいと思っています。
――いつまでも鮎川さんの「風のノー・リプライ」や「Z・刻をこえて」や「夢色チェイサー」などを聴きたいです。
鮎川 最近のアニメ主題歌は愛されるサイクルが短くなっていないでしょうか。何度も聴き直していただけたり、今も愛される歌を歌える私は、「なんて幸せなんだろう」って感じます。精力的に皆さんとライブしていきたいです。
⇒ 鮎川麻弥 DEBUT 30TH ANNIVERSARY LONG INTERVIEW PartⅠはここから
⇒ 鮎川麻弥 DEBUT 30TH ANNIVERSARY LONG INTERVIEW PartⅡはここから
鮎川麻弥デビュー30周年記念アルバム
1984(いちきゅうはちよん)
2014年7月23日発売
CD:KICS-3088 定価¥3,000+税
発売元・販売元:KING RECORDS
INDEX
①悲しみがとまらない
作詞:康珍化 作曲:林哲司 編曲:杉山卓夫(オリジナル:杏里)
②桃色吐息
作詞:康珍化 作曲:佐藤隆 編曲:杉山卓夫(オリジナル:高橋真梨子)
③瞳はダイアモンド
作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂 編曲:杉山卓夫(オリジナル:松田聖子)
④つぐない
作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:杉山卓夫(オリジナル:テレサ・テン)
⑤いっそセレナーデ
作詞・作曲:井上陽水 編曲:杉山卓夫(オリジナル:井上陽水)
⑥雨音はショパンの調べ(I Like Chopin)
作詞:P.Mazzolini 訳詞:松任谷由実 作曲:P.Giombini 編曲:杉山卓夫
(オリジナル:小林麻美/原曲:ガゼボ)
⑦北ウィング
作詞:康珍化 作曲:林哲司 編曲:杉山卓夫(オリジナル:中森明菜)
⑧風のノー・リプライ
作詞::売野雅勇 作曲:筒美京平 編曲:北岡徹也(オリジナル:鮎川麻弥)
⑨この空を見上げたら
作詞・作曲:鮎川麻弥 編曲:杉山卓夫(新曲)
ボーナス・トラック(ガンダム35周年記念)
⑩Ζ・刻をこえて(Better Days Are Coming)English Version
作詞・作曲:Neil Sedaka 編曲:渡辺博也
⑪星空のBelieve (Bad And Beautiful)English Version
作詞・作曲:Neil Sedaka/Philip Cody, 編曲:渡辺博也
Zガンダムの鮎川麻弥が30周年に放つ、初のJ-POPカヴァー集の登場。
1984年にTVアニメ『重戦機エルガイム』主題歌「風のノー・リプライ」でデビュー。以来『機動戦士Ζガンダム』(1985)、「機甲戦記ドラグナー』(1987)のOP/EDでヒットを放った超実力派シンガー、鮎川麻弥がデビュー30周年に 贈るスペシャル企画。今回は彼女のデビューした1984年の大ヒット曲に焦点をあてた、初のJ-POPカヴァー・ アルバム。その他ファン待望の新曲、ガンダム35周年も記念した「Z・刻をこえて」「星空のBelieve」(ZガンダムのOP/EDの英語ヴァージョン(ニール・セダカのオリジナル歌詞)をボーナス収録。
鮎川麻弥 30th Anniversary Live〝1984”
7月27日(日) open 16:00 start 17:00
【東京】渋谷 JZ Brat SOUND OF TOKYO
チケットはSOLD OUT
25年の刻をこえた、未来へのリプライ。『機動戦士Zガンダム』他アニソンから大人のラヴ・ソングまで、多彩なレパートリーで辿る鮎川麻弥の軌跡。デビュー25周年時の鮎川麻弥による豪華オール・タイム・コレクション。
Reply~Mami Ayukawa 25th Anniversary Best Album~
2009年11月26日発売
KIZC-56~8 定価¥3,333+税
発売元・販売元:KING RECORDS
INDEX
【DISC 1 CD】①風のノー・リプライ (『重戦機エルガイム』主題歌)②傷ついたジェラシー ③Z・刻をこえて(『機動戦士Zガンダム』主題歌)④星空のBelieve ⑤夢色チェイサー(Single Version) ⑥イリュージョンをさがして(『機甲戦記ドラグナー』主題歌)⑦Z・刻をこえて(Long Version) ⑧夢色チェイサー(Long Version) ⑨風のノー・リプライ(リミックスバージョン)⑩傷ついたジェラシー(リミックスバージョン) ⑪イリュージョンをさがして(リミックスバージョン) ⑫Z・刻をこえて(リミックスバージョン) ⑬BON VOYAGE ⑭永遠にアムロ feat.影山ヒロノブ ⑮Z・刻をこえて(インスト)
【DISC 2 CD】①Reply~再会の時~ ②宵やみはスローに ③愛はロマネスク ④Twiーa Twiーa ⑤ルート134 ⑥陽炎ーHeat wave ⑦冬のカーニバル ⑧Approach ⑨45rpmのGod Bless You ⑩Merry X’mas Sorry X’mas ⑪キャンセルの余韻 ⑫Don’t Worry ⑬Smoky Townをさまよって ⑭あの頃にスマイル ⑮I LOVE YOU ⑯夢見る頃を過ぎても ⑰夕映え
【DISC 3 DVD】①風のノー・リプライ(『重戦機エルガイム』#26~#54オープニング映像) ②Z・刻をこえて(『機動戦士Ζガンダム』#1~#23オープニング映像) ③夢色チェイサー(『機甲戦記ドラグナー』#1~#26オープニング映像) ④Good-bye to love ⑤ハイヌーンボディー ⑥風が聴こえる朝 ⑦Intense 情熱
★スペシャルDVD:『重戦機エルガイム』『機動戦士Ζガンダム』『機甲戦記ドラグナー』のオープニング映像+未商品化ミュージック・ビデオ4曲
★新曲3曲収録:「永遠にアムロ feat.影山ヒロノブ」(Disc1)「Reply~再会の時~」「夕映え」(Disc2)
★充実の4Cブックレット:①解説(by 鮎川麻弥)②歌詞 ③秘蔵Photo多数 ④Discography ★リマスター音源(2009)使用
INFORMATION
あゆかわ・まみ
3月29日生 おひつじ座
東京都新宿区出身 A型
モータースポーツ国内A級ライセンス/華道草月流師範/料理/スキューバダイビングライセンス
3才の頃から音楽教育を受け、高校・短大とバンド活動、作詞作曲を始める。ライブハウスで活動中にスカウトされ、1984年に「風のノー・リプライ」(TVアニメ『重戦機エルガイム』主題歌)でソロ歌手としてデビュー。以後、TVアニメ『機動戦士Z・ガンダム』主題歌「Z・刻をこえて」、ヘレンカーチスCMソング「愛はロマネスク」など数多くのシングルと11枚のオリジナルアルバムをリリース。『ポンズ ダブル ホワイト』、『花王 エマール』等、CM歌唱は200作品にのぼる。ソングライターとして、中山美穂、酒井法子をはじめ、多数のシンガーに詞曲を提供。コーラスグループ「JIVE」の紅一点メンバーとして、また、谷村新司、加山雄三、氷川きよし等の公演にバックヴォーカリストとして参加するなどミュージシャンとしても活躍。ヴォーカル・トレーナーとして、プロ・セミプロのシンガーを指導する顔も持つ。近年、ガンダム系アニメイベントの他、多数のアニソンLIVEに出演している。2014年7月25日にデビュー30周年を迎えた。