＃05 ⑨ラストカード｜⑩Love Blossom

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『Innocent Age』は、「会いたかった空」「ありがとう、だいすき」という曲との出会いによって生まれ、“恋愛”というストレートなテーマに向かい合い、そして茅原実里の2015年が注ぎ込まれたアルバム。歌で、作詞で、彼女が紡いだ16篇のラブストーリーを、本人による全曲紹介で紐解く。1回2曲づつ8回連続で16曲を紹介します。

2年半ぶりのオリジナルアルバム
茅原実里｜Innocent Age｜全曲紹介＃05

09　ラストカード

作詞・作曲：楠瀬拓哉　編曲：中土智博

これはですね、「近づいていく距離」がテーマ。告白一歩手前って感じですね。私、2番の〈One Day……　二つの惑星が惹かれ合い　～　砕けたことがあったの〉をポジティブに捉えていたんですよ。それですっごく元気良く歌っていたら斎藤さんに、「多分、そうやって歌うところじゃないと思うよ」と言われて、歌のイメージを変えたことを覚えています。反省しましたね。確かに砕けちゃったら終わりだな、って（笑）。

10　Love Blossom

作詞：茅原実里　作曲・編曲：黒須克彦

「恋の成熟」がテーマです。リードトラック曲です。恋が実った瞬間ってやっぱりすごく嬉しいものなので、未来に向けての希望を詰め込みました。だけど、恋は儚いものでもあるので、個人的には「この瞬間の幸せ」というものを切なく感じるところもあって、もしかしたら歌にも少し切なさがこもってしまったかもしれません（笑）。