名作がクリエイティブの質の高さだけで
成立したらどんなにいいか、
というのは、
人を楽しませようと思っている人は
皆が思っていることでしょう。
「最高におもしろい!」
と個人的に思っている
アニメやマンガやアイドルが、
市場的に大して評価されてなくて、
「なんで!?」って感じたこと、
アニカン読んでる人なら体験したことありますよね。
でもアニメ業界は、
他の業界に比べると
まだ健全なんですよね。
例えば、決して莫大な
予算をかけて作ったわけじゃない
「けものフレンズ」
が、下馬評を覆して
社会的なヒットになったりする。
それって、
アニメファンが何らかの魅力のある
作品を見逃さないようにしよう……
という温かい目線をもっているからで、
ほかの業界の人からすると
ものすごく羨ましいことだそうです。
ある映画プロデューサーいわく
「アニメは疾走する」から羨ましい、と。
ただそのせいで
「魔法少女まどか☆マギカ」
が大ヒットしはじめたときは、
現場の準備が整ってなくて、
当初売るべき商品が
「キュゥべえステッカー」しかなかった
……なんてことも起きたそうですが。
ま、その社会現象が面白くて、
私はアニメに触れているんだなぁ、、、
という部分もあります。
ただ、かなりフェアな目を
向けてもらっているアニメでも
いまどき「0話切り」なんて
ありえない言葉が生まれちゃってるわけで。
頑張ってアニメを制作してくれている
人たちのことを思うとやるせないので、
最近心あるアニメファンの仲間とともに
「僕たちは新作アニメのプロモーション映像を
3時間かけて一気観したら
どれくらい続きを観たくなるだろうか?」
(通称:つづきみ)
というイベントを始めました。
素人の方が、PVを自ら集めて編集した
グレーゾーンなダイジェスト動画が
何十万回か再生されているんだから
これを権利処理とか
普段からちゃんとやっているプロが
そのワザを活かしてメディアの
本来の役目を果たそうじゃない!
……というのがこのイベントの目論見。
いろんな協力者の方、
スタッフの努力で、
とうとう5回、
1年以上やることができました。
この10月もすでに新作スタートしてますが
まだチェックしきれてない作品、
あると思います。
それを、時間ないからと諦めないで
観ててもらえたら嬉しいなぁ。。。
ちなみに第6回も12月26日にやる予定。
あなたのクリックお待ちしてます!
プロが趣味でやってるので、
最近公式ホームページ(http://tudukimi.com/)に
いまさらアクセスカウンターとかつけて遊んでいるのも
ちょっとした見どころです!
初掲載:フリーペーパーアニカン186/2017年10月発刊
PROFILE&INFOMATION
吉田尚記(よしだ・ひさのり)ニッポン放送アナウンサー。『ミュ~コミ+プラス』担当パーソナリティとして、第49回ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞受賞。新型ラジオ「Hint」ビックカメラでの発売が始まってます。「知ってもらわないと無いのと同じ」ってのは「自分の著書でも同じ!」ってことで、いま、天才予防医学者・石川善樹さんとの共著『どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた』を持って、書店の店頭超回ってサイン会とかやらせてもらってます!ツイッター(@yoshidahisanori)を見てくれると、あなたのすぐそばの本屋さんとか行ってる可能性、大いにありますよー!!
Twitter @yoshidahisanori
吉田尚記ポータル http://ch.nicovideo.jp/yoppy
アマゾン著書ページ http://www.amazon.co.jp/-/e/B0041LAHFW